
ローワーズヘンリーのスタイリング
ここでは両方のヘンリーをクリーム色のショートパンツと組み合わせていますが、ネイビーやオリーブ色のショートパンツなど他のクラシックカラーでも合います。
ヘンリーはニット素材でフルファッションド加工が施されているため、通常のジャージーコットンのカットソーヘンリーよりもスマートな印象です。そのため、写真のようにハイウエストのテーラードパンツなど、テーラードウェアとのコーディネートに最適です。裾はリブ編みで幅広に仕上げているため、パンツから出して着用してもすっきりとまとまります。

ローワーズヘンリーはフォーマルとカジュアルのちょうど良い中間点、いわばワンランク上のカジュアルアイテム。ここでご紹介したクリーム色のジーンズのような、スリムフィットのジーンズやトラウザーズによく合います。ダークブラウンのヘンリーは、ライトウォッシュやダークウォッシュのデニムにもよく合います。
衣装1。
エクストラファインメリノ ロウワーズ ヘンリーシャツ(ブラウン)
クリーム色のショートパンツ
ブラウンチェックのリネンジャケット
ココア、クリーム、マスタードのヴィンテージシルクスカーフ
ブラウンヘンリーはダークブラウンで、このミッドブラウンのチェック柄スポーツコートのような他のブラウン系とも相性抜群です。ボトムスはカジュアル寄りなので、上にフォーマルなスポーツコートを羽織ってバランスを取り、ドレスアップしたルックに仕上げました。
衣装2。
エクストラファインメリノヘンリーシャツ(ブラウン)
白いジーンズ
ピスタチオスポーツコート
茶色のローファー
ダークブラウンのヘンリーシャツはグリーンとも相性が良く、特にマットオリーブやピスタチオカラーのスポーツコートと相性抜群です。ブラウンのヘンリーシャツに合わせたブラウンのローファーで、スマートカジュアルなルックを完成させました。ホワイトジーンズは、ブラウンやオリーブといった鮮やかな色と相性が良いので、無難な選択です。
衣装3。
エクストラファインメリノヘンリーシャツ(ブラウン)
白いジーンズ
極細ラムウールのテニスカーディガン(オートミール)
ピスタチオカラーのスポーツコートをオートミールカラーのカーディガンに着替えてみませんか?ホワイトジーンズとブラウンのヘンリーシャツと合わせれば、トーンの調和が生まれます。3着の中で一番カジュアルなスタイルです。カーディガンは伝統的なメンズウェアですが、ヘンリーシャツと合わせることで、現代性とクラシックさが絶妙に調和したエレガントなルックが完成します。
衣装4。
エクストラファインメリノヘンリーシャツ(クリーム色)
オリーブ色のズボン
デニムシャツ
黒のレザーバイカージャケット
20世紀初頭、ヘンリーシャツはボート競技だけでなく、イギリスでは下着としても使われていました。その柔らかさと着心地の良さから、ここで紹介したデニムシャツのように、丈夫でヘビーデューティーなシャツの下に着られることが多かったのです。


アメリカではヘンリーシャツが人気で、デニムやシャンブレーシャツの下にヘンリーを着ている働く男性をよく見かけます。このスタイルは、このクラシックな組み合わせを現代風にアレンジしたものです。

その上にさらに黒のバイカージャケットを重ねると、現代的スタイルと伝統的なスタイルの融合が完成します。

